ゆき

ドゥ・ザ・ライト・シングのゆきのレビュー・感想・評価

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)
3.9
暴力の盲人

暑さは人を苛立たせる。
ずっと前に見たとき、自分の日常とはかけ離れた「生活」にインパクト負けして少しトラウマになっていた一作。歳も重ねいい大人になったので再鑑賞。脚本・監督・主演としてスパイク・リーが届けてくれたことの意味を痛感させられる。
カルチャーの輝きとポップな皮肉がひしめく120分。
悲しいことに30年前ととうに変わらぬ惨劇が今も続いている。
「正しいこと」もその時々で形を180度変えるから。
“ファイト・ザ・パワー”

×××
ブルックリン。黒人街にあるイタリア人が経営する一軒のピザ屋。配達スタッフと多くの客は黒人であるが、店内には黒人スターの写真は一枚もない。その年一番の猛暑の日、ついに事件は起こってしまった。
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