BK477

インデペンデンス・デイのBK477のレビュー・感想・評価

インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)
3.9
「1999年7の月に恐怖の大王が来るだろう」
という予言が、現実には全く大外れだったものの、映画の中では見事に的中した。90年代後半はTVタックルとかでひっきりなしにノストラダムスの事ばかりで、幼いながらも辟易していた。
当時の日本人は、みんなノストラダムスをなんとなく意識しながら見ていたんじゃないでしょうか。
2000年も近づいてきて ”世紀末”という言葉を意識していた時代。


さて本作は90年代の大味アクションを代表する作品の一つであり、ローランド・エメリッヒの代表作。「宇宙戦争」のアレンジとしても知られる。

後半の反攻作戦の要となる部分が、今から思うとだいぶ雑ではある。
人類のコンピューターというかOSというか、それがエイリアンと互換性があるわけがないだろという😂
エイリアンの船もWindows的なもので動いてたのかな?

でも、当時はそんなことは全然気にならなかった。

ポスターにもある破壊光線によるビルや街が壊滅する描写は壮絶で
ミニチュアだとは思えない凄さ。
たくさんの戦闘機と宇宙船が戦う空中戦のシーンも迫力ある。
「バッドボーイズ」からのウィル・スミスは、当時はまだ日本ではあまり知名度は無かったように思うけど、本作からの「MIB」にキャリアが繋がる。「ジュラシックパーク」のマルコムが印象深いジェフ・ゴールドブラムも同じ様なイメージの役で出演している。この頃はめちゃくちゃ色気があって格好いいね。

個人的には、出番は少ししかないものの強烈な印象を残すドクターが好き。

映画というのは、稀に同じ時期に同じ様な作品が作られるときがあって、
同じ年に「マーズ・アタック」が先に公開されていた。
同じような題材でもここまで変わるのか!という面白さを堪能できるはず。

余談
この映画は「地球防衛軍」シリーズというゲームの題材になった事でも知られる。 特に、マザーシップから放たれる”ジェノサイド砲”の辺り。
この映画の劇中では、あの破壊光線に特別な名称は無いんだけど、ゲームをやった人ならジェノサイド砲って呼んでしまう😁
BK477

BK477