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unknown アンノウンのAKのレビュー・感想・評価

unknown アンノウン(2006年製作の映画)
3.5
目覚めると何故か廃工場の中で倒れていた主人公と数人の男達。どうやらこの中の誰かが誘拐犯で誰かがそのターゲット。しかし全員記憶をなくしていて互いに敵か味方かも分からない。全員が疑心暗鬼に陥る中、それぞれが徐々に記憶を蘇らせながら閉じ込められた廃工場から脱出しようとする話。

ワンシチュエーションものの映画が好きなので、世の中にはどんな映画があるのかな〜って検索してたら大体名前が上がってくるのがこの作品。

リーアムじゃない方のアンノウンで主演は「パッション」や「シン・レッド・ライン」のジム・カヴィーゼル。

あまり知られてないし評価は高くないけど、私的には結構好きでした。
でも正確にはワンシチュエーションじゃなかったのがショボン…。

全員が記憶喪失の中、心理合戦を繰り返し、互いの素性を探っていく廃工場の主人公達と、外での黒幕達の動きが交差しながら描かれていて、完全なワンシチュエーションとは言えないのが残念無念。

やっぱりワンシチュエーションものの醍醐味は、完全にその状況だけの設定で描かれるから面白いのに、そこに外の世界を差し込んじゃダメー!

しかも廃工場っていっても結構広くて、閉じ込められた主人公達もあっちに行ったりこっちに行ったり結構忙しくて閉鎖感が皆無。

いや、いいのよ。
欲しがる私が我儘だって事は分かってる。
だからこの際屋根から出なきゃワンシチュエーションとみなそう!そう広い心でストーリーの行先を見守っていた矢先「一方その頃黒幕達は…」みたいな感じで外の世界がインサート!Σ(゚д゚lll)

ちがーう!

ワンシチュエーションにお日様の外の世界はいらーん!
逆にね?逆によ?そのワンシチュエーションがお日様の外の世界だとしたら、それはそれで今度は屋根の下の世界がいらーん!ってなるー!

そんなこんなで、期待値MAXで鑑賞した私の中で求めるワンシチュエーションの需要と供給のバランスはちょっと違ってたけど、それはそれでなかなか楽しめた作品でした。

という訳で、もしオススメのワンシチュエーションものがあれば、教えて頂けると泣いて小躍りします♡ m(_ _)m
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