殺人容疑をかけられた知的障害を持つ子を助けるため、その母が奔走する話。
【概要】
韓国の下町に暮らす母子。子のトジュンは知的障害を持つ青年であり、母は針鍼灸を営んでいる。ある日、女子高生が殺される事件が発生。その容疑者として挙げられたのが、驚くことにトジュンだった。警察は早くに事件を終わらそうと、彼の犯行であると決めつけている。
しかし、自分の息子が殺人など犯すはずがないと確信している母親。トジュンの悪友とともに彼が犯人ではない証拠を掴もうとする。
【見どころ】
母親として自分の子供が人を殺めたなど信じることはできない。なんとかしなくては…とは言え、普通の母親にできることは限られている。友人ジンテの家に忍びこむとか、誰が観てもそれはダメだろうという判断までしてしまう。必死さが伝わる。
伏線の張りどころが細かい。アジョンの鼻血や傘を買うシーンなんかぼーっと観てたわ。
【雑観】
冒頭、母親の不思議な踊りに何が始まったのか理解ができなかった。だが、謎が解けた時の心理状態を考えると、「もう、そうでもしなきゃどうにもいられない」心情だったのかと浸る。
友人のジンテは中盤から友好的な雰囲気を出していたけど、サイドミラーを壊した罪をトジュンになすりつけたのは忘れない。
アジョンの祖母の笑い方が気味悪すぎて逆にハマる。笑い方でホラー演出してくる属性。
