今朝、『殺人の追憶』を久しぶりに観たら、今度はこっちが観たくなった。一度観たけど、レビューしてなかったから、ちょうど良かった。
なんとも皮肉な結末と
気持ち悪いほどの母の愛。
母(キム・ヘジャ)には、知的障害を持つ息子トジュン(ウォンビン)がいる。暑苦しいほどの愛情だ。
そんなトジュンに殺人容疑が…
息子は罪を犯したのか?
断じてない!そんなはずはない!と母は息子を救うため奔走する。
母にはトジュンしかいない。
トジュンにも母しかいない。
美しい田舎の風景と光。
愛情に隠された闇。
掴みどころのない村の人々。
終盤の展開には驚かされた。
2回目だったし、覚えてはいたけれど、力強い吸引力で観る者を引き付ける。
あちこちに散らばった伏線が回収されていく見事な脚本。キム・ヘジャとウォンビンの、観終わってから、改めて、ほぉぉ…スゴイなと唸らせる演技を堪能しました。
あと、一瞬だけど、クァク ・ドウォンが出てるシーンがあった。ず〜っと、イ・ソンミン主演の『目撃者』やと思ってたけど、これやったんか。ふぅ…スッキリしたぁ。