序盤からややキツめのグロ描写があり、最後まで観賞できるか不安になりましたが、グロレベルはそれ以上にはならなかったので安心しました。
未知の怪物が理不尽に強いわけではなく、ちゃんと強さにリミッターがあり、人間側が頑張れば何とかなりそうなところがいい。
さてそこで人間側が頑張れるのか、この怪物の本当の怖さとは…という、強制疑心暗鬼サスペンスがすごく面白い。
アクションもしっかり作られていて◎。
ただ、編集の思い切りが良すぎたのか、ときたま話のつながりが分かりにくくなっていたのは残念。緻密な心理描写のある作品なので、多少長くなっても見てみたかった。
本作がホラー系サブカルチャーに強い影響を与えたであろうことが一見してわかるので、そこも見どころです。
映像もコンピューター以外は製作年の割に古さを感じませんでした。
夏の夜にピッタリな一作。