ヒメ

地獄の黙示録のヒメのレビュー・感想・評価

地獄の黙示録(1979年製作の映画)
4.0
監督 フランシス・フォード・コッポラ

"アメリカン・ニューシネマの棹尾を飾る
戦争映画の金字塔"
気になっていた作品をやっと初見。

怖いだらけ苦しいだらけの戦争映画
と思っていたからさいご
よくわからなかったのでせめてもうすこし
だけでも理解したくてもう一度観た

爆撃音 プロペラ音 人間が人間で
なくなっていくようなプロセス
そのさなかの..
サティスファクション ワーグナーの楽劇
コッポラ監督の音楽センス!


ある大尉さんが輝かしい
成績を持つカーツ大佐の暗殺を命じられ
探しに行くというストーリー

サーフィン好き波好きのキルゴア..?
初めはなんなのこの人はと思ったけれど
よく見ると伏せろと言いつつ
自分は伏せていなかったり
瀕死の敵兵士をたたえ水を飲ませたり
このかたは鉄のメンタルの持ち主

きらい。って初めはおもっていたけれど
すごい指揮官なのかもと思えてきた

マーロン・ブランドやっと出てきたっ。
思ったらこわかった怪演..。

大量の
子供たちのきりとられたうでを見た
カーツ大佐の
"理性を持たず恐怖を友にする"
ということばが極限状態を意味してる
のかなと思います


ベトナム戦争は
統制のとれていない混沌 大量虐殺
巨大な犯行現場 と
あるカメラマンが仰っていた

ある兵士の
「コックになりたかっただけなのに」
こころにのこったことばでした

賞をいっぱいとってる作品なのに
こんな感想しか書けない~
ポスターかっこいい!
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