麻衣

悲情城市の麻衣のレビュー・感想・評価

悲情城市(1989年製作の映画)
4.2
侯孝賢鑑賞会vol.2③
台湾のアイデンティティってものすんごいねって前になんかの感想で書いた気がするけど、これはその答え合わせのような感じだった。
林家は決して特別でなく、その時々の台湾の情勢に翻弄され、なす術もなく悲劇的な運命を辿ったひとつの家族にすぎないということになんともやるせない気持ちにさせられる。作品として形に残すことの持つ力ってとてつもなく大きいので、それをしてくれてありがとうございますという気持ち。
なんか台湾のこと全然知らなくてダメだと思うんだけど!となって、帰りに本屋に寄って台湾に関する読み物を3冊買った。
当然演技指導など受けていないであろう赤ちゃんのカメラの前での振る舞いが完璧すぎて神童だった。
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