悲情城市の作品情報・感想・評価

悲情城市1989年製作の映画)

悲情城市/A City of Sadness

上映日:1990年04月21日

製作国:

上映時間:160分

ジャンル:

4.0

あらすじ

『悲情城市』に投稿された感想・評価

Juzo
5.0

侯孝賢は「歴史を語る」ことの困難さと誠実さを、形式美と抑制された感情で描き切る。
ロングショット、ワンシーン・ワンカット、低めのカメラ。
どれもが観客の視線を導くのではなく、その場に居合わせる感覚を…

>>続きを読む
4.5

歴史をつかまえる大きなまなざしと、人を描くための鋭敏な耳。

観るべき映画ほど、見づらい場所にあることを嘆かわしく思いながら、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)の代表作を、ようやく観ることができた。そして…

>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます

傑作。日本統治時代の終了、インフレによる失業率増加、二・二八事件などの台湾の社会的背景を基に描かれる重厚な人間ドラマ。

「クーリンチェ殺人事件」もそうだが、この映画が自体が台湾だ。

トニー・レオ…

>>続きを読む
笹春
3.8

最近エドワード・ヤンの作品を観てたから、同じ台湾ニューシネマの映画監督として、ホウ・シャオシェンとエドワード・ヤンの違いは何だろうと考えながら観てしまった。

素人ながらの結論は、エドワード・ヤンが…

>>続きを読む
櫻子
3.6
今年の夏は台湾に行くことにしたので観ておくべきかと。台湾の歴史的側面を知ってから九份行く事ができるので良かった楽しみ。

侯孝賢の代表作の一本。脚本は呉念眞、朱天文という侯孝賢の常連。45年から'49年までの激動の4年間を背景に林家の4人の息子たちの人生を通して、台湾史を描いた力作。息子たちのキャラを作り過ぎているよう…

>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます

本作は、物語的に進行しない。終戦と、それにともなう環境の激しい変化が、本作の社会的背景であるが、そのなかで特定の人物に焦点を当たることがない。終盤の内容から巻き戻し、全体を見渡すことによって、本作の…

>>続きを読む

すごく心が重たくなる作品
アジア太平洋戦争が終わった混沌とした時代を描いた作品
日本語や台湾の言語が入り混じってあの時代ならではの空間が作られている。
日本からの植民地が終わり、ようやく祖国に戻れる…

>>続きを読む
わに
3.5

戦争が終わったり、社会は一大イベントを迎えてるか知らんけど、私や目の前にいるあなたがそこに関われることは何一つない。私と目の前にいるあなたの安心や不安を紐解いていくと社会に接続することがあるかもしれ…

>>続きを読む
国と政治に翻弄される台湾の人達
ほんとにこれ以上台湾の人を争いに巻き込むのはやめてほしい

あなたにおすすめの記事