ユースケ

チーム★アメリカ/ワールドポリスのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

世界の警察を名乗ってアメリカ流の価値観を押し付ける国際警察チーム★アメリカがテロの撲滅を口実に世界各地で破壊の限りを尽す本作は、ジェリー・ブラッカイマー製作×マイケル・ベイ監督の【パール・ハーバー】と政治を語る俳優や映画監督にムカついた【サウス・パーク】のトレイ・パーカーとマット・ストーンによるジェリー・ブラッカイマー作品のパロディ映画。
細部にまでこだわった無駄にハイクオリティなミニチュアやパペットを使用し、ブラックジョークや下ネタを満載し、ありとあらゆるものを茶化し、ありとあらゆるものに喧嘩を売る。しかも、登場する著名人は全て実名で全て無許可。パペットでも許されないものは許されない納得のR指定です。

バービーとケンで試行錯誤を繰り返したという露骨なセックスシーンをはじめ、ハリウッド・スターの虐殺シーン、布袋寅泰の【BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY(仁義なき戦い)】に合わせてGメン歩きするシーン、延々とゲロを吐き続けるシーンなど、みどころ盛り沢山。
お馴染みの決めゼリフ「マザー・ファッカー」と混同される【マトリックス】のローレンス・フィッシュバーンの名セリフを言わされるサミュエル・L・ジャクソンがたまりませんでした。

ちなみに、以下がF.A.G.(カマ野郎)と一括りにされ、虐殺された俳優の皆さんです。
アレック・ボールドウィン、ティム・ロビンス、ショーン・ペン、ヘレン・ハント、ジョージ・クルーニー、リヴ・タイラー、マーティン・シーン、スーザン・サランドン、ジャーニン・ガロファロー、ダニー・グローヴァー、サミュエル・L・ジャクソン、マット・デイモン
お疲れ様でした。