ユースケ

玩具修理者のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

玩具修理者(2001年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

女に昼夜問わずサングラスをかけている事を問い質す男。女が語る幼い頃に近所に住んでいたどんなおもちゃでも直してくれる玩具修理者と幼い頃に遭った顔の4分の1と弟を失った事故の話。明かされる男と女の関係。

【リング】シリーズを聞くために最近はじめたオーディブルで今更知って今更驚かされた小林泰三による傑作短編小説【玩具修理者】の映像化作品。

オープニングの玩具修理者(中の人は美輪明宏)による語りで世界観ぶち壊し。原作の小説を知らなければ【世にも奇妙な物語】な雰囲気に星をふたつはくれてやったと思いますが、解体できるところまで解体してから組み立て直すスプラッターな玩具修理者による修理の描写も、グロテスクすぎてコミカルな自分の顔面が崩れていく描写や弟の死体が腐っていく描写も、スポイルされた本作に星ふたつはやれません。

ちなみに、原作の小説は「ようぐそうとほうとふ(ヨグ=ソトース)」、「ぬわいえいるれいとほうてぃーぷ(ナイアルラトホテップ)」、「くとひゅーるひゅー(クトゥルフ)」という邪神の名前がぶち込まれたクトゥルフ神話ものであり、【HUNTER×HUNTER】のネフェルピトーの念能力の元ネタです。