ムービートラベラー

アバウト・ア・ボーイのムービートラベラーのレビュー・感想・評価

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)
3.4
父の残した遺産に甘えて暮らし、女性をとっかえひっかえ、孤独を愛する男ウィル。そんな彼が少年マーカスに出会い、人間関係の大切さに気付いていくヒューマンストーリー。

この映画で学んだことはまず、親子関係の大切さ。ときに親よりも周りの人の方が、自分の子供の状況をよく理解していることがある。これは子供にとっては複雑な感情。やっぱり誰よりも親に一番理解してほしいのだ。それが大切。

2つ目は気の許す仲間や心から愛する人がいたほうが楽しいということ。希薄な人間関係で、時に冷たい態度のウィル。でも心の奥底では人を想う優しい気持ちがあり、それを封じ込めて生きていたように見える。そのほうが楽だから。でもやはり、その気持ちを外に出して、時に人とぶつかることによって、孤独から脱し、楽しいクリスマスがまっている。

人間関係から逃げちゃいけない。そんなことを教えてくれる映画。