ムービートラベラー

ローマの休日のムービートラベラーのネタバレレビュー・内容・結末

ローマの休日(1953年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

王室の生活に嫌気がさした王女と、しがない新聞記者の恋の物語。

最初はお金目的、王女の特ダネ記事を書くべく、アン王女に近づいたジョーだったが、最後は彼女に恋心を抱き両想い。お金よりも愛を選んだジョーの選択は間違っていなかったと思う。

しかし、彼女はやはり王女。超えられない立場の壁があり、最後は結ばれぬ恋で幕を閉じる。最後の宮殿から去るジョーの姿が切ない。

ローマで過ごす休日が楽しく美しく描かれた作品。

ジョー役のグレゴリー・ペッグの先見の明もすごい。当初は売れっ子俳優だったグレゴリーの名前を大々的に推し、無名女優だったオードリーの名前はサブ的に掲載される予定だった。しかし。グレゴリーがスタジオ側に猛抗議。「彼女はアカデミー賞を取るくらいの大物になる。ローマの休日のタイトルの上に彼女の名前も大々的に載せるように」と。

グレゴリーの進言通り、ローマの休日でオードリーヘップバーンは世界的な女優になる。