Yukaneko

下妻物語のYukanekoのレビュー・感想・評価

下妻物語(2004年製作の映画)
5.0
とにかくすごく良かった。コメディの描き方が超絶上手い!現実と空想が混ざるコメディ表現が良い(ある人に言われて頭に残った言葉を全然関係ない街の人たちが言ったりする演出)。最初方のシーンではドラマや映画などの演技ではなく演劇みたいだと感じた(ジャスコのところ)。劇中劇が効いているのかもしれない。

それだけでなく、ももこといちごが刺繍屋を探すシーンのざらついた映像がノスタルジックで美しく印象的だった。

また、アニメーションも使っていて、一般的な実写映画とは違った雰囲気が良かった。映像が静止画でになってフェードアウトするシーンにアニメやゲーム的な要素を感じた。

ストーリーはちょっと下品で皮肉や毒素のあるコメディ。好き勝手生きてるようで肝は据わっている。ひねくれてるけどある意味真っ直ぐな少女たちの物語。

自分が幸せならそれでいいじゃないかとか幸せを勝ち取ることはっていう脚本も響いた。キャストはみんな豪華で見応え抜群。音楽菅野よう子なのに気づかなかったからもう1回観なきゃ!主題歌は大好きなTommy…もう全てが最高過ぎる。

社長と電話しているシーンが過去のももこと今のももこが会話しているメタ表現なのかなって思った。

最後の過去の自分が今の自分を見つめてる空想っぽい表現もコメディだからできること!良い!

語彙力足りたいからうまく伝えられないけど、この映画ともっと早く出会いたかった。そう思えるくらい本当に好き!

そしてまちゃまちゃ懐かしい
Yukaneko

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