主人公テストレリャの父親アグスティンは、彼女が15歳の時に自殺をしてしまう。
エストレリャの枕の下に父親の振り子があるのに気づき、父親が戻ってこない事を確信し淚する。
そして父親との事を回顧する。
この映画もスペインの内戦が裏側に根強く背景にある。
アグスティンと彼の父親は支持する政党が違うため仲が悪くスペインの北と南に別れて住むほど。
日本では考えられないない事。
思春期になったエストレリャ。
大好きな父親が過去の女性の影が見え始め
父親がその事によって悩みを抱え、アル中の様になってしまた父をとても冷めた目で見ている様に感じた。
父親の故郷、ある事がきっかけで祖母のいる南に行くことになる。
エストレリャは期待に胸を膨らませ向かう事に。
このか映画には南の風景は一切出てこない。
大好きだった父親の最期が切ない。
南に向かうエストレリャになにか明るい変化があるのだろうか。
ビクトル・エリセ監督
長編映画2作目。
「ミツバチのささやき」から10年後の作品。