1940年、ナチスがフランスを下した。
ベルリンに住むオットーとアンナの元に息子の戦死を伝える手紙を受け取る。
絶望に暮れる夫婦だったが、オットーはヒトラー政権を批判するカードを密かに街に置くのだった。
実話であるハンペルト事件を基にしたハンス・ファラダの小説『ベルリンで一人死す』を映画化。
原題は「Alone in Berlin 」
息子を戦争によって殺された悲しみから、ナチス政権の悲劇に目覚めた父親が静かに抵抗をする。
285枚のうち18枚を除くカードは市民より警察に届けられている。
届けられなかった18枚はオットーの様に戦争で息子を亡くした親なのかもしれない。
とても違和感を感じたのは、カードに書かれた文字はドイツ語、ヒトラーの聞こえてくる演説もドイツ語なのにドイツ兵、市民、登場人物全てが英語。
どうにかならなかったのだろうか。
ヴァンサン・ペレーズ監督作品