へちまびと

世界侵略:ロサンゼルス決戦のへちまびとのレビュー・感想・評価

3.2
1942年2月25日午前2時頃、ロサンゼルス上空に突如複数の飛行体がレーダーで確認される。

当時のアメリカは日本と交戦中である。ロスの人々はパニックとなった。第37沿岸砲兵旅団はこれに高射砲で応戦、約1430発の砲弾を撃ち込んだが撃墜はゼロ。

後に、これは日本軍機による襲来ではなかった事が判明した。

見間違い、とされたが、一般市民の多くもこれを目撃しており、騒ぎの中で民間人5名が亡くなっている。
何もなかったはずはない。

あれは一体、なんだったのか。


……という実際にあった話のさわりを映画の公式サイト冒頭に入れてたので、「お、怪奇譚系のサスペンス映画かな」と思い、劇場に行くほどではないがそのうちレンタルなどで見られるようになるのを若干楽しみにしていた。


全然違うジャンルの映画だった。


宇宙人襲来!!
激戦地となったロサンゼルスで海兵隊がバリバリに戦う!!
1942年のあれについては
「敵の宇宙船だよ!」
みたいな豪快さで一片の謎も残さずしっかり答えてくれる。
ほ、ほんとですか?

「俺たちは相手が誰であっても、どんな不利な状況であっても、不屈の闘志で必ず勝つ!多少の犠牲は、しょうがない!」
という海兵隊の存在意義、美学みたいなものが全面に押し出された戦意高揚ビデオだった。


途中で気持ちを切り替えてそこそこ楽しめた。U.S.A!