へちまびと

シュリのへちまびとのレビュー・感想・評価

シュリ(1999年製作の映画)
3.8
韓国映画が世界で通用すると証明した韓流最初期の作品。
朝鮮半島の置かれた状況と男女の恋愛事情を絡ませたストーリーにグイグイ引き込まれていく。


スリリングな展開と衝撃の事実(だいたい予想はつくものの)にドキドキしながら韓国と北朝鮮について学べる教材的な作品とも言える。
公開は90年代だが、半島の情勢は好転したとは言い難い。そういう意味で今でも通用する作品となっている。


韓流の同時期作品であるJSAや少し前に話題となった半地下の家族に至るまで、現在進行形の韓国国内の問題を扱ったものはどれも名作揃いで、シュリも例に漏れない。


アクション映画としても恋愛映画としても見られるので、割と男女問わず楽しめると思う。
邦画も半端なコメディばっかり量産してないでこれくらいのクオリティで頑張って欲しい。