高峰秀子演じる秋子は「生きているのが一番よ」という考えの持ち主。そんな秋子さえ世間に、子育てに疲れ「楽しいことより苦しい事が多い生活でした」と言わせてしまう。生きていくって、簡単じゃないんだよね。
息子くん、悪ガキなのかと思ってたらお母さんの低賃金に怒れるまでにあっという間に成長して、感動したな。
そんな息子くんにも「でもやっぱり両親がろうあ者じゃなかったらよかったと思います」と言わせる。
経験者だから言えること。
障害があっても頑張っている人はたくさんいるけれど、それは本人たちの問題であって、もし頑張れない人がいたとしても外野がやいやい言えたことじゃないと思う。
高峰秀子、素晴らしかったなあ。
なんとなく同じく彼女主演の「二十四の瞳」を思い出す作品でした。