たまにはダメなオーランド•ブルームも可愛いし、何と言ってもキルスティン•ダンスト。
2020 10.10 再鑑賞
観た当時はギャグやストーリーについていけず、サーっと観てたけど……この歳になると沁みる映画だ〜〜!
ヘンテコな田舎のやりとり、こんなことある?って当時思ってたけど、今なら分かる。人との距離感が近い外国なら、ここまでロマンスはなくともありえる。邦画だけど「おじいちゃん、死んじゃったって。」を思い出した。全体的にギャグな感じが映画ってよりもドラマのテンション。
このオーランド・ブルーム、かっこいいんだけど、自分のことをかっこいいと思っていないありのままがいい。挫折を味わったエリートマンだけど、鼻にかけていない。逆に変に自尊心が低いわけでもない。キルスティン・ダンストもちょっと変わったヘンテコな女の子役で、ほぼすっぴんみたいな飾らなさがいい。
酔っ払った2人のやりとりが可愛い。息がぴったり!
こっちは1人なのに隣、バチェラーパーティーかよ!うっせー!飲むぜ!って、バスローブのポケットにビール瓶を入れてブラブラ、ホテルの廊下を歩きたい。
最大の見どころでもある、クレアお手製のトランクに詰まったマップとBGMリスト。憧れちゃうよね。お父さんの遺灰を少しずつ撒いていくシーン、MVのように流れていくんだけどグッと来た。
全体的にどうゆう気持ちでキャメロン・クロウは脚本書いたのかな。カントリー系の音楽が、全編通して主人公の「再生」にマッチしてて、観終えたあとサントラをリピート。心地よい。いい意味でお薬みたいな「いい映画」ってこうゆうことだと思った。