YasuhiroSudo

エリザベスタウンのYasuhiroSudoのレビュー・感想・評価

エリザベスタウン(2005年製作の映画)
4.3
人生には失敗なんてつきものだし、その経験が糧になることは言うまでもない。
ただ失敗した時、人は決して独りではないし、失敗しても次がある。そういったことを教えてくれる力強くやさしい映画。

人生に時々ある、自分にとっての大きな壁を感じたときに、見ると良いんじゃないかと思う。

個人的に大好きなシーン
主人公ドリューが、宿泊先のホテルで人恋しく、家族や元恋人に片っ端から電話を掛け続けていたときのこと。

誰とも繋がらない中、クレアだけが繋がる。色んな話を聞いてくれる。朝までふたりで色んな話をする。
仕事のことや自分のことや家族のこと。価値観、とにからくもう身の回りのありとあらゆることを。

そういう人がいるだけで人生がいかにしあわせか。

『悲しみに屈するのは簡単。そんなときこそ一人で踊ってみせて。手を振り上げて』
『大失敗しても根性でしがみつくのよ。笑って見返してやるの。それが偉業ってものよ』
『5分間悲嘆にくれていいわ。それを楽しみ抱きしめたらポイと捨てて前に進む。』

何度も何度も、噛み締めれば噛み締めるほど好きになる映画かもしれない。
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