この映画は自分を認めてくれる他者との繋がりの大切さをつたえてくれる。
主人公ヴィンセントの人生はろくでもないものだ。酒、たばこ、ギャンブル、女、、
そんな彼の人生が隣に引っ越してきた少年オリバーとの出会いをきっかけに輝きだす。
しかし長くは続かず、彼の人生はまたいつものようにろくでもないものになってしまう。
頑張っても報われないことの方が多い人生。
夫に浮気され、親権まで取られそうになっているオリバーの母親の人生。
売春婦としてお腹にいる赤ん坊のために働く女の人生。
年老いて孤独に生きるヴィンセントの人生。
一見するとろくでもないかもしれない。ただ決して無価値ではない。希望も必ずある。
他者との繋がりがそれを教えてくれる。
この映画は見ている人にどうしようもないけど、また頑張ろうと生きる活力を与えてくれる映画だ。
エンドロールの下手くそな歌が個人的には好き。