adeam

猫が行方不明のadeamのレビュー・感想・評価

猫が行方不明(1996年製作の映画)
3.0
何気ない日常をほのぼのと描いたフレンチコメディドラマ。
うだつのあがらないメイキャップアーティストの女性の人生がペットの黒猫の行方が分からなくなったことから少し動き出す物語です。
職場の不毛なやり取り、マダムのネットワーク、浮気な男たち、信頼がおけるのはゲイのルームメイトと要素はロマコメにありがちなものばかりながら、何一つ前に進まないのがハリウッド製とは一味違い、周囲の人々との関わりを経て何となく前向きになるフワッとした結末が素晴らしかったです。
そして何もすることなくストーリーを動かし、主人公の人生を動かすグリグリの存在感が抜群でした。
adeam

adeam