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デリカテッセンのfilmooのネタバレレビュー・内容・結末

デリカテッセン(1991年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ジャンピエールジュネ2本目。
多分高3の頃に観て以来2度目。当時はSFとして受容できていなかった気がする。『アメリ』と似た色調のコメディ作品と捉えていた覚えがある。いま観るとしっかりディストピアだし、地底人は『未来世紀ブラジル』のデニーロのような格好をしているし、ジョナサンプライスに似たような顔のメンバーがいたのも偶然だとは思えない。
肉屋と娼婦が軋ませるベッドのリズムに合わせて住人たちの生活が営まれるシーンは、支配力を持つ人間が無意識に他者へ影響を与える様子が庶民的ディストピアに落とし込む形で見事に表現されていて良かった。
水流のシーンはどうやって撮影したのか気になる。
ドミニクピノンは昨日観た『ディーバ』の殺し屋だったことに途中で気付いた。
映像は言わずもがなで最高。
音楽はあまり記憶にないがBGMというより劇中で演奏されている音楽が良かった。
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