Natsumi

エコールのNatsumiのネタバレレビュー・内容・結末

エコール(2004年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

10年ぶりくらいに観たけど、やっぱすげーなこの映画……🤯
幼くてして外界と遮断された無垢な女の子しか存在しないがゆえの「完璧な美しさ」に、嫉妬心の生々しさなどがトッピングされて、原題の「innocence」がすごくしっくりくる。とにかくどこを切り取っても絵になる美しさなんだけど、どこか闇深いのがすごい。音楽一切つけてこないのも逆にいい。ずっと見ちゃいけないもの隠し見させられてる気持ちになる。

売られてなのか、親の希望でなのか、拉致られてなのか、結局最後までわからないけど、突然棺に入れられ運ばれて、蓋開いたと思ったら「今日からここでずっと暮らすんだよ」「家族とは会えないよ」って、真剣に「は???」だよな🤷🏻‍♀️イリスの不安な気持ちも、それゆえにビアンカに依存しちゃうのもわかる。イネスまじでinnocenceの権化かってくらい純粋でかわいい。長女としては放って置けない気持ちになる👩‍👧

脱走ようとした子達の行く末、森から響く獣の鳴き声とか大雨の中壊れたボートだけが浮いてる描写にぞっとする。。。
あとお世話してくれるおばあちゃんたちも、もともとここで育った人たちなのかなとか想像するといろいろ怖い。。。

最後紫リボンちゃんたちが卒業して普通の世界に来るところ、脳がバグりそうになる🤯上手に言えないけど、こんな純粋無垢な存在と我々の住むこの社会が同時に存在してたんだって不思議に思っちゃう🤯この世界にいるにはあまりにも尊すぎる🤯
Natsumi

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