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エコールのbのネタバレレビュー・内容・結末

エコール(2004年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

<映画は少女を閉じ込めがち>

「麻酔にかかったような美しさに魂がかき乱される。」byマーティン・スコセッシ←じーさん何言ってんだ...。
抽象的ではあるが猟奇性と暴力性がフィルムに充満している。所々抽象的過ぎてよく分からない部分も多々。     
檻に閉じ込められた少女達の少女性。幼虫から蝶になり羽ばたく事を禁忌とされている。大人になることへの興味や憧れと少女のままでいたいという執着や願望。異性の存在が完全に断たれた環境からもわかる通り、異性との交わり(性の目覚め)によって大人になるということだろう(もしくは第二次成長)

演劇(?)のシーンは明らかに映画を観てる我々観客のメタファーだろう。意地悪だ。

結局あのラストの意味とは?
最初と同じ若干混濁したような水の表現で円環構造になっているが、やはり息苦しさの演出なのだろうか。少女から大人になり解放されたはずが、また何かに閉鎖されるような息苦しさを感じる。それが監督にとって何なのかは不明だが女性であることに起因しているのは確かだと思う。


ちなみにこれが好きな人には櫻の園をオススメします。個人的には櫻の園の方が好き。あとペドフィリアの人にはオススメですよ....
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