ある宿場町で対立する二つの勢力の用心棒となり、町を一掃してやろうという一風変わった浪人の物語。
三船敏郎の高速殺陣は勿論見惚れるのだが、それ以外に個々のキャラクター設定が凝っていた。卯之助のマフラーは時代考証的には少し変な気がする。しかしそれよりも彼の個性を優先したのだ。うーん。格好良いですね。主人公の三十郎とライバルの卯之助の対立は最後が分かっているようで分からないから息をするのも忘れてしまう。息はしましょうね。
なにより、音楽が良い。西部劇を彷彿とさせる軽快なリズムは暫く耳に残るだろう。ててて、てってて。
素晴らしい名娯楽映画。