Ananas

ディープエンド・オブ・オーシャンのAnanasのレビュー・感想・評価

2.0
三人の子供を連れて高校の同窓会に出席したとある母親。所用で数分子供たちから目を離さざるおえなかった彼女は、次男が姿を消したことに気づく。警察や知人が捜索に尽力するが、息子は見つからず︎9年もの月日が流れる。過去の痛みを引きずりながら人生を歩み続ける母は、失踪したと思われる息子に似た少年に偶然出会い、彼が自宅の近くに住んでいるということを知るのだが...

この手の映画では失踪した子供が死亡してしまい、悲しみを抱えながらも未来へ向かって人生を歩み続ける主人公がよく描かれるのだが、今作では中盤から終盤にかけてそれを裏切る形となる『家族の再生』というテーマでストーリーが進行するので、終盤まで退屈せずに鑑賞できたのだが、脚本が雑だという印象を強く感じた。

個人的には1人の黒人女性として差別を経験しながら生きてきた刑事を演じたウーピー・ゴールドバーグの見せた包容力及び寛容力と、被害者の母を演じたミシェル・ファイファーが持つ美貌と子を愛する気持ちを十分に堪能できた。
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