花

ボーイズ・オン・ザ・サイドの花のレビュー・感想・評価

4.3
1995年の公開よりも少し後に、たぶんレンタルで観たと記憶しているが、その頃はまだ20代で、この映画の良さをそこまで理解出来ていなかったと思う。
20年以上経って改めて観て、凄く心に染みる映画だった。

ジェーンとロビンが出会えたことは運命なんじゃないかと思うし、その2人といたことでホリーは正しい道に導いてもらえて、そこで運命の相手に会えたんじゃないかと思う。
悲しい別れがあったとしても、それぞれに意味があるじゃないかと思える。
そんなことを見終わったあとに考えながら余韻に浸った。

裁判のシーンでロビンも口にしていたけど、女性同士だからこそ理解し合えるもや、埋めらるものがあると思う。友情であれ、愛情であれ、全部引っ括めてね。

それにしてもドリューが可愛かった!
ドリュー・バリモア自体が大好きなのもあるけど、この役が可愛くて大好き。
ウーピー・ゴールドバーグが放っておけず、友達でい続けたのもよく分かる。
恋人役の警察官の溺愛っぷりも良かった。どちらも愛だよね、愛。

最後、ロビンからジェーンへと続くYou Got itは涙が流れる。
やっぱり大好きな人達との別れを、この歳になっていくつか経験して来たからこそ、流れる涙なのかもしれない。

90年代に抱えていた問題も、この映画を観るとよく分かる。
エイズに対する恐怖とか、同性愛に対する理解、DVへの救済、女性の人権と盛りだくさんなテーマで、今も考えていかなければいけない問題でもある。


Anything at all
Baby
You got it
花