鍋山和弥

佐々木小次郎 后篇の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

佐々木小次郎 后篇(1957年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

伝説の剣豪、『佐々木小次郎』と、『宮本武蔵』。この2人は、正反対の侍であった。女との恋に、生きた、『佐々木小次郎』。女への恋を捨てた、『宮本武蔵』。天才肌な剣、『佐々木小次郎』。凄まじい豪剣、『宮本武蔵』。この作品も、前作と同じく、女との恋に悩む、『佐々木小次郎』の様子が、描かれている。女のための剣。女を捨てた剣。『佐々木小次郎』は、世間知らずから、世間を知り、なお、剣を極めた。全く性質の違う剣。舞う剣。豪剣。剣にも、様々あるという事だ。『とね』と『まん』の恋心。この2人の、一途な心も、この作品の見所。『佐々木小次郎』の悩みは、最後まで、女であった。『とね』との仲を、認めてもらうための、剣だったのだから、・・・・。
鍋山和弥

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