アキラナウェイ

ゾディアックのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

ゾディアック(2006年製作の映画)
3.5
じゃあ皆さん、年末なんで歌いましょう!
U.S.A.の替え歌で、Ne.O.Chi.!!

Ne.O.Chi.
オールドムービー観たシネマ
Ne.O.Chi.
長過ぎてつい寝てもた
Ne.O.Chi.
デヴィッド・フィンチャーなのに
Ne.O.Chi.
長さが衝撃だった

という事で、中盤で一度堕ちました。疲労ですね、ハイ。

カリフォルニア州バレーホで若いカップルが拳銃で撃たれる事件が発生。女性は死亡、男性は一命をとりとめた。1ヶ月後、複数の新聞社に「ゾディアック」と名乗る犯人から手紙が届く。手紙には暗号文が添えられていた。

アメリカで実際に起きた連続殺人事件(ゾディアック事件)を描いたサスペンス。

事件を追う刑事(マーク・ラファロ)
新聞記者(ロバート・ダウニー・Jr.)
風刺漫画家(ジェイク・ギレンホール)

MCUコンビに奇人変人ジェイクさん。素晴らしいキャスト達の演技のアンサンブル。今回のジェイクはまともな人だと安堵していたら、中盤からどんどん事件にのめり込み、家族の危険も顧みずに取り憑かれた様に狂っていく。やはり狂うんだね、ジェイク…。

暗号文解読とか筆跡鑑定とか、実話だという事も相まってゾクゾクする程好み!

なのに寝落ち…。

3つの郡をまたいで起きた殺人事件。
それだけの被害者がいるし、3つの郡の警察関係者がいるし、容疑者がいる。何せひっきりなしに人物の名前が飛び交い、理解するのに苦労する。

上映時間が長くなる事を懸念したデヴィッド・フィンチャー監督は、役者達に早口で台詞を喋らせたとの事。そう、シン・ゴジラの様に。

加えて、テンポ良く時間もどんどん飛ぶ。1ヶ月後、半年後、7年半後といった具合に。

という事で、高速で飛ぶ人名と時間の流れに追いつこうとしていると中盤眠気に襲われてしまった。
もう少しわかりやすく出来なかったものか…。

ジェイク演じるグレイスミスが謎解きするよりも前に観客がヒントを見つけてしまう様なタイミングの悪さも。

そして、未解決事件だから致し方ないが最後にテロップだけで締めくくられると更にこの157分には詰め込めなかったのか感が強くなる。

少年ジャンプで急に打ち切られた漫画の最終話の様な後味。

いや、もうここまで来たらもう少し長くしてでも結末を盛り上げて見せて欲しかった!キャストは良いんだし!1回寝たから元気だし!