ハーバードの法科を卒業したミッチは厚待遇でメンフィスの法律事務所に入所する。しかし、弁護士の不審死が続き、実は事務所はマフィアの仕事を請け負っていることを知る。それを調べ始めると命を狙われるようになり、ついにミッチはＦＢＩも巻き込んで事務所の不正を明らかにしようと動き始める。
ジョン・グリシャム原作のサスペンス映画。グリシャムの作品は基本的にハッピーエンドだから安心して観てられる。
ただ、こんな法律事務所、本当にあるのだろうか。怖すぎる。
展開は無謀ながらも観ていて楽しいし、アクションに頼らない終わり方も痛快だ。
逆に余計なアクション部分は邪魔だし、トム・クルーズがやたらと自分で難局を打破していくのが嘘くさく見える。
まあ、それを差し引いてもけっこう面白かった。
「氷の微笑」のジーン・トリプルホーンがまた妖艶な人妻を演じていて、この後の「ウォーターワールド」など役柄が固定してしまい、あまり活躍しなかったのは残念だ。
まだおばさん顔になる前のハル・ホルブルックが事務所の重鎮だったり、ジョー・ヴィテレリがいつもどおりマフィア役だったり、キャラクターが役者によってわかりやすかったのも良かった。
