「ジョーカー」続編の予習になるかどうか分からんけど、一応。
昔初めて観たときは…ラストの蜂の巣は忘れようもないけど、中盤の大部分は『何でこんなピクニックみたいな場面ばっかりなん?』と、幼稚な舌にはあまり合わなかったなぁ。
年を経ても味の好みはさして変わってないもんで、「なかなかカッコつかない」序盤はコメディ的に楽しめたけど、クライドの兄夫婦と行動を共にする流れには『何でこいつらと一緒にいなきゃいけないワケ?』と、作中のボニーさんと同じ不満抱いてました。w
(兄嫁のお荷物ヒステリーっぷりとか、面白いっちゃ面白いけどw)
改めて、ラストの蜂の巣は…「明日に向って撃て!」と違って、はっきりと具象的な死(そういえば、最初の銀行員殺害の描写も)…なんだけど、対照的にクライドの性的不能の設定(及び回復のきっかけ)は然も抽象的に見えて、この対比がラストの印象に与えている影響について、考えを巡らせるのは興味深かった。