MCUの単独ヒーロー作品の中では、個人的にトップ3級のお気に入り。
純粋に“映画としての”完成度は、2作目の「ウィンター・ソルジャー」の方が高いように思えるん…だけど! 陳腐と言われようとラストの別れ(そして目覚めてからぽつりと呟いた最後のセリフ…)が、恥ずかしながら涙なしに観れないんですわ…! どストレートに勇ましい自己犠牲で、ちょっと古臭い価値観にも思えるけど、MCUで唯一の「戦時中」という時代設定の中ではむしろ“懐かしいヒーロー像”として上手く調和しているし。
更にその後数年間の歩みと「エンドゲーム」での帰結を経てから観返すと、グッとくるポイントがそこかしこに…。聴き覚えのある旋律や、単純に呼応するセリフばかりでなく、アースキン博士との最後の約束…「君のままでいるんだぞ…」の場面にも『立派に約束守りましたよ…!』と、やっぱり号泣してしまう…!