カレン

俺たちに明日はないのカレンのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
3.5
あまりにも有名な作品。
過去に何度も観ているので、記録します。

ならず者たちが悪事を働きながらその日 その日を送っていく。
抜き差しならない事態に陥っていくも本人たちには、もはやどうにもできないものなのか。
そして、あのラスト。

アウトロ―たちの生き様とその最後を描いたものとしては「明日に向かって撃て」とよく比較されるが、私としては断然、明日に…のほうが好み。
死に樣をこれでもかと見せる「俺たちに…」と、そこはあえて見せず、観客の想像に任せる「明日に…」の違いなのだが…

本作品中、ボニ―とクライドたちが、仲間の実家に身を寄せて、つかの間のひとときを過ごす時の映像が美しくも哀しい。

この世を生き急いだ、くずたちの刹那の物語。
カレン

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