当時としては最新だったであろうあの分厚いブラウン管のようなパソコン。
不鮮明な映像と一見して何かもわからないデジタルなプログラミング画面。
そういった目を凝らす必要のある画作りが細かく、画面の隅々が気になります。
そうして生み出されたとことんまで突き詰められた嫌な雰囲気。
マジで何が起きているかは登場人物にすら朧げにしか把握できておらず、こちらもわからないままたたとても“嫌なこと”が起きているのがわかるのみ。
徐々に日常を脅かしていく恐怖に震えるしかないの、もう詰みとしか言いようがない作品ですね。