めしいらず

回路のめしいらずのレビュー・感想・評価

回路(2000年製作の映画)
2.8
”死”について語ること考えることを忌避して、まるでそれが存在していないもののようにいい加減に生きる現代人の足元不如意な生き方に想いを馳せるような映画だった。不可思議な事象が起こり始める前半が抑えめな演出の巧さも相まって引き込まれるのだけれど、後半が風呂敷を広げ過ぎたような感じもある。すぐそこにいても最後まで朦朧としたままで判然としない幽霊の存在感がとても怖くていい。役者陣のどこか”やらされてる感”がある演技がやや気になってしまった。
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