女

アパートの鍵貸しますの女のレビュー・感想・評価

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)
3.8
不器用な男に腐ったリンゴ4〜5個がマンション借りる話。あ、色事のために。そう、これは“男と女”の話。全く、不埒な輩ばかりだな。

午前10時の映画祭にて。今年初の劇場観賞作品は本作でした。場内は自分よりも年配の方々が多くて。でも世代関係なく皆で古い映画を観ながら、クスクス笑える環境って素敵だなぁ。空席を幾つか挟んだ所に座っていた男性もね、よく笑ってらして、勝手に幸せな気持ちになっていました。
早速の余談でしたが。


ヒロインのシャーリーマクレーンさんは、“絶世の美女”ではないし(ごめんね)、女の武器的な危ない色気も無いのだけれど(ほんとごめんね)、魅力的で困る。男性社員に愛されるエレベーターガールを演じているけれど、登場シーンの社員一人一人の名前を言って挨拶をする姿から、「この娘、最強!」と思わせてくれる(よね?)。カラッとした笑顔とボーイッシュなショートヘアが眩しかったです。

ほろ苦い展開ではあれど、主人公のコメディ過ぎるキャラと演技でずっとニヤニヤ出来ました。軽くストーカーの主人公。序盤で訴えられるかハラハラしたぐらいよ笑。あと、ラストシーン、あんな清々しい“はぐらかし”をするなんて憎いなぁ。なぜか、ちょっとだけ泣きそうになりました。

演技も展開も、時代を感じる作品ではあるけれど、この雰囲気が好きな私には贅沢すぎる時間でした。