アメリカンニューシネマの代表的作品ということで難解なのかな？と思ってたけど案外分かりやすかった。それとピーターフォンダの気品あるお顔立ちのせいか｢ワイルドでいこう！｣と言われてもなんだかインテリチックな感じに思えてしまったり。ワイルドでいこう！といいつつ主人公2人は意外とそこまで逸脱してないようにも感じたり。
結局1番ワイルドだったのはジャック・ニコルソンだったと思う。お酒呑むたびにワカチコワカチコしてて笑ってしまった。というか、こんなにも有名な映画なのにジャック・ニコルソン出演してるの知らなくて、凄く驚きました(笑)
自由を追い求める、謳歌してる人に対する保守層の眼差しっていうのは今現代と通じるとこがあるように感じました。今ふうにいうと｢断絶｣となるのかな。人類50年経ってもあんま変わってない説。
この映画の影響下にある映画を見てきて、ようやく原典にたどり着いたが故なのでしょうか、心を乱されることなく案外心にすっとスムーズに溶け込む…そんな感覚を覚えました(もっと早くこの映画を見ておけばよかったのかも)。
なお、個人的には同じくアメリカン・ニューシネマに分類されてるバニシングポイントの方がブッ飛んでるしスピード感もあって好きっすね。
