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ゴジラ-1.0のちょちょのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

【好きなところ】
・色々な浜辺美波が観れる!お顔が汚れた浜辺美波。サザエさんヘアーな浜辺美波。事務員の浜辺美波。高鉄棒の浜辺美波はやり過ぎだと思った。何より名前が「のりこ」で戦後の話。界隈の人にはたまらないものがあったのではないだろうか…戦後未亡人であったら完璧だった(何が?)シン・仮面ライダーの時も言ったけど、ずっと観てられる…洗濯物を乾かす浜辺美波が至高。
・神木隆之介…素晴らしい。夢か現実か分からなくなってしまうシーンの演技、ヤバかった。神木氏にもそんな夜があったのだろうか…なんて考えてしまった。
・あまり奇をてらわずにシンプルな話で良かった。こねくりまわすくらいなら、先が読めるくらいシンプルな方がいい。

【嫌いなところ】
・最終戦を前にした秋津のセリフ「今度は役に立ちたいんだよ」…強烈な違和感。誰もが必死だった戦争を経験し、戦争に行きたがった水島をいさめた秋津は絶対にこんなこと言わないでしょう…勝利という結果を残せなかった兵、技術者は役に立てなかったの!?制作段階で誰も監督に進言しなかったのかな…
・最終戦に水島を同行させない野田と秋津。「誰も犠牲を出さない戦い」だったのでは!?「死ぬ気やん!?」と思ってしまった。まぁ責任者として万が一にも若い水島を巻き込まない策とも言えるかもだけど、良い時も悪い時も一緒に過ごしてきた野田、秋津、水島との友情が敷島の強張った心を解きほぐしていったんじゃないかなと思うと、水島に何も言わないで置いていくなんてことを野田&秋津がするかな?…いや、それほど先の戦争であまりにも犠牲を出しすぎた?…いやいやそれでも、ドヤ顔して水島突き放すのは違うよなぁ。
・揚げ足とりをしたいわけではない。けど「役に立ちたいんだよ」はちょっと許せないレベル。仮にも技術者集団の一員である山崎監督が、作中の技術者達に向けてあんなセリフ言わしちゃうのが信じられなかったです。

【追記】
・悪態をつく安藤サクラ、絶品です!
・上記でめちゃめちゃ褒めたくせになんだけど、典子のヒロイン像が旧時代的だったのはセールスポイントではあるだろうけど、マイナス点でもあったと思う。フィクションなんだから、もう少し現代的視点があってもよかったのかも
・どなたかが言ってたけど、典子さんがビオランテになってしまうのかと思うと悲しい←
・ほんと乏したいわけじゃないけど…「ダンケルク」見たあとだと、う〜んってなっちゃう
ちょちょ

ちょちょ