マリファナの密輸で大金を得て手に入れたハーレーでアメリカ南部を目指し自由に旅をする2人を追った、有名なロードムービー。
60年代アメリカのイカした音楽に壮大で美麗な風景の中、ハーレーダビッドソンを駆るイカした2人。爽快で絵になる描写が多数で最高。
、、ただ、この作品はそれだけではあらず。
60年代アメリカの世相が色濃く描かれており、他者を受け入れない当時のヒッピーや南部の白人達の粗暴さ等を痛烈に批判しているように感じる。「皆んな自由を語るくせに、自由な個人は恐れられる。」のニコルソンのセリフが物語る。
終盤の方の展開は前半の爽快さからは想像も付かない程ガラリと変わり、ラリっている時のカオスな映像や衝撃的なラストが特に印象的。
とりあえず、冒頭の「born to be wild」は鳥肌もののカッコ良さなのは間違いない名作。笑