故ラチェットスタンク

プレデターの故ラチェットスタンクのレビュー・感想・評価

プレデター(1987年製作の映画)
4.3
『脳みそは筋肉という命題は真だ。』

アクションホラーとして立派に成立している。
高い森に囲まれた閉塞感×暗器多めの不意打ちのダブルコンボで飽きさせない展開の連打。

知的な対策も多く採られるので筋肉ポルノにならない。
エンタメとして最後まで筋を通しながらもゲリラ戦などの政治的要素を忘れない。
多くの生物を狩る人間が狩猟の標的になる立場逆転の恐怖を体感させるコンセプトがそもそも大発明。

プレデター、姿を殆ど見せないがいざ見せてもインパクトあるビジュアルなので最後まで「勝てない」と思える。

肌を剥ぐ、脊髄引っこ抜き、などを筆頭とする身体破壊、ナマモノとしての肉体の質感を実感させる素晴らしさ。