ちぃ

A.I.のちぃのネタバレレビュー・内容・結末

A.I.(2001年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

★4.3 食料危機やら何やらでいろんな事をロボットに移行しようとする未来の地球。子供が植物状態になってしまった夫婦が子供型ロボットを育てていく。それはとても気落ちしている奥さんへ旦那さんからのプレゼント。今までにない愛情を搭載したラーニングロボット。段々母親も愛情が湧いてきて平穏な生活を送り出すも奇跡的に実子が目覚める。母親は平等に二人を扱っているつもりも少しずつ愛情は平等でなくなる。ロボットは無知ゆえ実子の意地悪もわからずまんまと策略にはまり、悪みたいな扱いをされ始める。最後はロボットを破棄する話になりロボット研究所へ。しかし母親はそれに耐えかねロボットを森へ逃がす。ロボットは母親に愛されたい=人間の子供になる為に母親に読んでもらったピノキオの絵本を思い出しブルーフェアリーに会いに行く。それは海の底に沈む遊園地、ピノキオのアトラクション。彼は人形のブルーフェアリーを見つめながら自分を人間にしてとお願いする。2000年の間ずっと。ロボットは止まり、そこに助けが来る。それは宇宙人。2000年の間に人間もロボットも絶滅し、宇宙人は人間・ロボットを生き返らせる為尽力していた。ロボットは宇宙人に母親の髪の毛があるから彼女を生き返らせてと願う。しかしそれが叶うのは1日だけ。母親を生き返らせ、彼だけを愛してくれる母親と1日を過ごす。夕方母親は疲れたといいロボットが見守る中、眠りにつく。そして彼女の横でロボットもまた息絶える。

子どもは無知で残酷。つらい。無条件に愛してくれるロボットの息子。ただラーニングがうまくいってないだけなのに、そこを考えずロボット本人を悪者みたいに扱う。子どもなら無条件に愛してあげるのにロボットなら廃棄でも何でもできるっていう考え方がつらい。旦那も自分勝手。自分がつれてきたロボットなのに今や悪みたいに扱う。ジュード・ロウロボットのくだりいる?お母さん僕を愛して…も聞きあきちょっと疲れるけど、辛い話だったな。
ちぃ

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