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A.I.のako4uのレビュー・感想・評価

A.I.(2001年製作の映画)
1.5
キューブリック監督が作りたかったのを スピルバーグ監督が引き継いで作った映画
と聞いていたため
つい「ここキューブリックだったらどう作ってたかな」と胸のなかで比較級が生じ
おかげで、良くも悪くもスピルバーグさんの作風というものを 改めて意識しながら観ることになりました


前半は、たぶん当時としては最大限の技術でよく作り込まれていて
特に ロボット狩りや あの残酷なフェスのシーンなんて、子どもの頃に観てたら トラウマになってたんじゃないかな
後半が、説明ナレーション過多になってしまったのが 残念でした
2時間の尺にはとても収まらない内容なのでしょう


母親の残酷さ身勝手さの印象が強くて
話全体が、子どもにとって母親の愛とは みたいな様相を呈しちゃったけど
A.I.を使って描きたかったのは
存在するということの意味 なのかなぁ、と思ったりします
「人間は生きる意味を様々な形で残した。芸術や詩、数学の定理として。人間は間違いなく 存在の意味を解くカギなのだ」
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