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バタフライ・エフェクトのセレクトのネタバレレビュー・内容・結末

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

自分の人生の過去を振り返りたくなるような映画だった。

20年ほど前の映画であったが、タイムループやパラレルワールドとは少し違う、どこか新鮮な気持ちで見ることができた。

緻密な設定や脚本であったが故に引っかかった点が2つある。一つ目は幼少期のエヴァンが人を殺す絵を描いて、急に手を突き刺すシーンが理解できなかった。恐らく、父親の遺伝と関係していると思われるが、父親に会ったこともないで、急にそんなことできるかなと気になってしまった。2つ目は最後の展開である。郵便ポストにダイナマイトを仕込んで、救出しようとしたが、エヴァンの両手が失われてしまったのなら、もう一度同じ場面に戻って、ダイナマイトを庭に投げ飛ばして処理できれば、全員がハッピーになれるのにと思ってしまう。どうしても、最後のエヴァンとケイリーのシーンに持っていくためのご都合主義的に感じてしまった。

理解ができない点や引っ掛かりポイントはあったが、この映画は一瞬一瞬の人生を大切にしようと改めて、教えてもらった映画だった。

もしかしたら、数年後、もう一回見てみると、評価が変わってくるのかもしれない。
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