李

バタフライ・エフェクトの李のレビュー・感想・評価

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)
4.2
「バタフライ・エフェクト」と「落下の王国」があまりにもみたすぎてもう耐えられなくて、思わずレンタルビデオ屋の会員なって借りてきた。心踊るとはまさにこのこと🦋

もうずっと前からわたしの好みな映画だってことは分かっていたけど、とってもよかったな。周囲の人生を変えてでも、運命を捻じ曲げてでも、彼女を救いたい、一緒にいたい、幸せになりたい。その起こした行動によって、小さな波紋が広がるかのように派生していく人生はどれももどかしくて哀しい。日々行う小さな判断と選択が、その後の人生を驚くほどに大きく変える。この選択をしていたら出会っていた人、出会っていない人。自分の知らない未来にもしもを挙げだしたらきりがないけれど、それだけ1つの選択に秘められてる可能性は大きくて無限大。そして、幸せを手に入れようともがくことが必ずしも幸せに繋がるとは限らない。すべてを得ようとするといたずらかのように何かが消える。人なら誰しも「あの時ああしてれば…」って悔やんだ経験があると思うけど、最善と思えるものにも必ず穴が存在していて。だからこそ、今ある人生を抱きしめたくなる。今更だけど、人生ってすごい。ああ… Mr. Nobodyといい、こういうジャンルのSFは大のお気に入り🦋自分の選択が生んだ今ある人生を愛おしいものにしてくれる。これって、落ち込んだ時にみるべき映画の最上級だと思うんだよね。

ラストが秀逸で有名な作品だけど、想像以上にすきだった。泣かせていただいた。どうしようもないくらいに切なくて。別エンディングなるものが存在するらしいけど、わたしの借りたdvdにも入ってるのかな、再生後何もみずにケース戻しちゃった。まあいいや、ようやくみれた自分におめでとう🦋間違いなくいい映画です。
李