YoshiMia

真夜中の虹のYoshiMiaのレビュー・感想・評価

真夜中の虹(1988年製作の映画)
3.9
窃盗犯見つけて襲いかかって自分が捕まるところまでのテンポが良すぎて大声出して笑った〜!
凶器所持の罪までなすりつけられてるのに何も言わずに受け止め収容されるカスリネン。
ずっと、ずっとツイテナイ。

フィンランドの巨匠、アキ カウリスマキ監督。好き嫌いが分かれそうなテイストだったけど私は凄く好きだった!
間がすごくいい!
シーンの切り替えが毎度ブラックアウトするというシンプルさまで、なんだか病みつきになる。


やっと見つけた日雇いバイトは摘発されるわ
全財産スられるわ
冤罪で刑務所に入れられるわ
とことんついてないカスリネン。

でも、ちょっと待てよ?
強盗は足も付かずに成功するし
マイホーム持ちのシンママ落とせたし
人生初めて打った弾は二発とも的中したし、もしかして結構ついてるのか…?
と逆転していくのが地味に面白い。

カスリネンがずっと真面目な顔してるのも、こちらの想像力ひとつでクスッとなってしまう所なんてきっと監督の思惑通りなんだろうな^_^


見る前は
“真夜中の虹”を勝手にオーロラだと解釈していて、ジャケットに少年もうつっているしファンシーなフィンランド映画だと思っていたので全然ちがったw

アキカリウスマキ監督、好みかも!
もっと見てみよーっと!



キャデラックの屋根があると知った時、どんな気分だったのかな。。
YoshiMia

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