バニラ

真夜中の虹のバニラのネタバレレビュー・内容・結末

真夜中の虹(1988年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

炭坑閉鎖で仕事を失ったカスリネンは、キャデラックで職探しの旅に出るが何事も上手くいかない。
職を求めての見せ方だけど本当は生きていく希望を求めてる姿だろう。
強盗に襲われてもめげてない、理不尽な事にもたんたんと前に進む感じにいつの間にか引き込まれてた。
正当防衛なので裁判で主張するのかと思ってたら、あり得ないけど抵抗よりも受け入れる覚悟みたいな、彼の心理を探りながら観た。
偶然の出逢いシングルマザーのイルメリとの恋もストレートでした。
監獄に入って同房となる変人ミッコネン、悪い人なのに悪くないみたいな不思議さ、最初のタバコのやり取りも印象的。
巻き込まれていくイルメリの息子、どうしようもない状況なのに凛としてて大人のような表情や仕草がカッコよかった。
ネタバレ。

2人で脱獄が選択なのには驚き、捕まるなよと応援してた。
ミッコネンやっぱりイイ人だった、キャデラックの屋根が動いたのは「神」の成せる業なのか。
真夜中の虹の向こうに希望を見て。
主演のトゥロパヤラや役者の皆さんの演技が凄かった。
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