三部作の二作目は青空の下に人を引っ張り出す法則でもあるのかと思うくらい、『敗者三部作』の二作目でも、『労働者三部作』の二作目であるこちらでも、序盤の青空のイメージが印象的だった。
暴漢に殴られるのも一緒だな…と書いたところで、三部作の意味がようやくわかった。(この映画を見たのが計6作中の最後だった)
それぞれ一部と一部、二部と二部、三部と三部が同じテイストになってるのか…。
この映画自体は、色彩感もそこまで強くないし、敗者の二作目同様、カウリスマキ作品の中ではそこまでタイプな作風ではなかったけど、いろんなことを当たり前のように受け入れていく主人公がクールで良かった。