遥か昔の記憶頼りなので、違っていたらすみません。
この映画の主役ルー・ハーパー探偵が淡いチェックの半袖ボタンダウン・シャツにニット・タイを締めてるんですね。これがもう致命的なまでにカッコよくて、私はひたすらニット・タイを愛用していました。夏はもちろん半袖ボタンダウン・シャツ。
しかしニット・タイだからカッコいいんじゃなくて、ポール・ニューマンがカッコよかったんだと気づくまでにはずいぶん時間がかかり、すでに会社員生活の8割以上をニット・タイで過ごした後でした。
「思い起こせば恥ずかしきことの数々、今はただ後悔と反省の日々を過ごしております」というやつです。ポール・ニューマンとニット・タイと半袖ボタンダウン・シャツの組み合わせのカッコよさにスコア5.0です。
映画は、第1作「動く標的」のほうが一般的に評価が高いみたいなのですが、こちらもなかなかの傑作です。というか、むしろこちらの方がロス・マクドナルド小説の雰囲気はよく伝えていると思います。
2作で終わってしまったのが残念。この調子で「ウィチャリー家の女」「さむけ」なども映画化して欲しかったな。主演はもちろんポール・ニューマン。淡いチェックの半袖ボタンダウン・シャツにニット・タイでお願いします。